怒りの制御と成熟

人はだれしも自分にとって嫌なことを感じる。 嫌なことを感じないという人はいない。 身体的痛み、不快感から、心理的痛み、ストレスなど、人はだれも心身ともに自分にとって嫌なことを感じながら生きている。 それらをうまく避けながら生きているが、生きている限りはどうしても避けることが出来ない。 この、自分にとって嫌なことにどのように対応して生きるかは、自分の人生を、そして他者との人間関係をうまく生きて行くことの一つのカギになるのだろう。 自分が嫌なことを受けた時に出て来る反応がある。 悲しみや嘆きの感情もあれば、怒りや憤慨といったものもある。 どちらも入り混じっていることもあるが、知恵がつくほど後者が強くなる傾向があるように思う。 知恵のあまりない赤子は、嫌なことに対して怒るということはあまり見られず、ひたすら泣く。 しかし、2,3歳ごろになって知恵がつき、自分と相手が分かってくると怒ることが多くなる。 「イヤイヤ期(第一次反抗期)」というものであり、10代ならでは知恵がつくと思春期として「第二次反抗期」となる。 怒りの理由はいくつもあるのだろうが、イヤイヤ期や反抗期は親や保護者に対する甘えの部分が強いように思う。 身近な人、近親者に対する怒りというのは、案外、甘えの要素が多く締めているものだ。 自分の期待を相手に押し付けていたい、自分の責任を相手に押してつけていることは往々にしてある。 これは相手に甘えていることであり、自…

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